※ 個人ブログより引用
その妄想! 俺がブッ壊す!!仕事に殺される勢いなので個人ブログの過去記事より引用。
自分のエロゲのトラウマベスト3のうちの1つ。
何故プレイしたのかといえば、『クロスチャンネル』の影響であり、『Ever17』が原因。
それまで自分はほぼ一般人レベルだったんけど、いろいろあって高校生の頃にその『Ever17』ゲームをプレイした。
これが大変面白く、KIDってメーカーすげーな! と思ったわけ。
それで一週間後くらいに店頭で同じメーカーから出た『クロスチャンネル』CS版を見つける。
当時はCS版だとか、元がエロゲだとかは知らなかった。ゲームしてても、
「何かえろいなー」
としか思わなかったし。
そしてエロゲヒロインと同じく、18歳以上になった自分はもう何も臆することなく、法を気にすることもなく、
エロゲを求めてネットというスラムラビリンスを彷徨った。
エロゲを探す、ネットの迷路。
その時、クロスチャンのシナリオライターはなかなか評判がいいことを知る。
田中ロミオ。
その名前を検索して、出てきたのが、『ユメミルクスリ』だった。
しかし当時は買わず、時は流れに流れて。
『とある魔術の禁書目録』が最終回を迎え(てる途中?)た時期に、
その『ユメミルクスリ』の廉価版がなぜか発売された。
で、当時を思い出し、安いからやってみるか、という経緯でプレイしたのだ。
※ ネタバレ
◆ ストーリー
自分の『色』を持たない主人公、公平。
毎日に充実してるわけでもなく、かといって退屈しているわけでもなく。
その他大勢として、その他大勢なりに、その他大勢の生き方をする。
俺はこの世界に一人だけのはずなのに、俺だけの『色』を持たない。
そんな日常の中、ちょっと、いやかなり変わった少女達と出会う。
クラス内でいじめられている少女。
能力はあるのに、逃避癖がある生徒会長。
街中で出会った、妖精を名乗っている痛い女。
彼女達はそれなりに歪んでいるが、自分の色ってのを持っていた。
透明な俺は、彼女達に交わることで、自分の色ってのを持てるんじゃないいか?
そんなお話。
白木 あえか
公平君はね、私に当たり前のことを、気持ちいいことを全部くれた人なんだよ?転校デビューに見事失敗し、クラスの女リーダー+取り巻きにいじめられている少女。
このルートはかなり心が痛かった。このルートのせいで精神的にまいった。
あえかはクラス内でかなり派手にイジメられている。
そして自殺しようとしたところを主人公に発見され、
公平君が好きです。と脅迫し、
受け入れてもらえなかったらこのまま自殺する、と告白する。それから付き合うことになった公平はあえかと一緒にイジメを受けるわけだけど……。
うん。心が痛い。
プレイするのが嫌になるくらいだった。
エンドは中々にハッピーエンド。
イジメてる側は、それがいつしか返ってくるという覚悟をしなければならない。
覚悟はいいか? 俺はできている。
桐宮 弥津紀
ただ一言。君が生まれてきてくれて、ありがとう。成績優秀。品行方正。容姿端麗。との完璧超人で生徒会長をしている。
だが未来のことを病的に恐れている。
まぁこのルートは、何も言うことはないかな。
先輩の行動言動に振り回され、迷惑だと思いつつも、彼女にひかれていく。
楽しめたのは彼女の世界観みたいなものだろうか。
彼女は明日という実感をもてない。
人間はいつか死ぬ。そしてそれは明日かもしれない。
彼女の場合はその思考がかなり強い。
そのため眠るという行為さえ恐れている。
眠りというのは一種の死だからだ。つまり、『明日』に向かう『今』という時間でさえ恐怖が覆い尽くしているのだ。
その恐怖を忘れるため、いろいろな奇行に走っていた。
そして子供ができた。
この事は彼女に未来を見ることを突きつけ、逆に未来を考えることの恐怖を与えた。
まぁそんな話。最後はもちろんハッピーエンド。
ケットシー・ねこ子
見つけた。私の、私だけの、妖精卿。自称妖精のかなり電波な娘。妖精卿を目指して街を練り歩いている。
このルートではクスリの怖さと、無色透明という同じ悩みを持つ二人の話である。
ネコミミつきのキャップ。ネコ尻尾アクセサリーをつけ、人目を引く黄色い彩色の服を着ている。
また、自らを妖精と名乗り、その言動はかなり痛い。
実は日常からクスリを服用している、完膚なきまでの薬中毒者である。
それゆえに強烈な『色』を持つ。
いや、強烈な色を上から塗ったわけだ。
最初はそれに気づかずに、自分もその色をもらおうと近づいた公平だが、
付き合っていくうちに、それではいけないと思い、彼女を説き伏せる。
まぁ面白かったんじゃねぇの?
しかしこのねこ子は明らかに元の子のほうが可愛かった。まじで。◆ 総合感想
あえかルートがかなり痛かった。
あれがかなり強烈なため、他のルートが色あせてしまう。
エロは結構多かったが、あまりにも使いづらい。痛いから。
それと上記のとおりイジメやクスリがテーマだったが、それが学校にバレ、退学になったりと。
とにかく、廉価版では楽しめるような内容とボリューム。
これを正規価格で買ったのならかなり叩いていたが。
それと、もっとも残念なことがある。
なんと妹がクリアできないのだ。
スタッフは今すぐファンディスクをつくりなおすべき。
と今この時検索してたら公式サイトが出ない。
もしかしてつぶれた?
さて『ユメミルクスリ』というタイトル。
この作品に出てくる少女はタイトルの通り、なんらかの夢を見ていると言っていい。
もしくは夢を見せられている、だ。
あえかは『イジメ』という『クスリ』で幸せな『ユメ』望んでいる。
先輩は『ミライ』という『ユメ』を見ないように『クスリ』を使う。
ねこ子は『ユメ』を見るために『クスリ』を使い『イロ』をつけている。
だけど、本当の夢を見るための薬っていうのは、愛なんじゃないかなぁ。
よしっ!うまくまとめた!!
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あえか√ラストの屋上でのシーンは鳥肌立ったなぁ……
初めてエロゲやる人にはぜひプレイしてもらいたいね!